Excel for the webにおいて、新たなマイルストーンに到達しました。Power Queryのデータソースからデータを取得する際のリフレッシュ機能が、選択した認証されたデータソースに対して一般利用可能となりました。これにより、匿名データソースからPower Queryデータをリフレッシュする機能に続き、認証データソースからのリフレッシュが可能になりました。ほとんどのデータソースは認証が必要です。
このマイルストーンによって、Power Queryに依存するExcel for the Web向けのCopilotのインポート機能もリリースできます。
### 開始方法
これらの新機能は、Excel for the Webのすべてのユーザーが利用可能です。詳しい情報はサポート記事を参照してください。
#### Power Queryのリフレッシュ
現在、ワークブック内のPower Queryクエリを選択した認証済みデータソースからリフレッシュすることができます。リフレッシュを行うには[データ]タブを選択し、[すべてリフレッシュ]を選びます。認証が必要な場合、匿名、ユーザー名とパスワード、または組織アカウントの方法を選択できます。
具体例として、組織データをリフレッシュする際には、関連する方法を選択します。ユーザーは自動的に識別され、必要に応じて切り替えることもできるため、「接続」ボタンをクリックするだけでリフレッシュプロセスを続行できます。
サポートされているコネクタのリストには、SharePointファイル(Excelワークブック、TXT、CSV、XML、JSON、PDF)、Azure Synapse Analytics、Azure HDInsight、Azure Data Lake Storage Gen 1と2、Microsoft Exchange Onlineが含まれます。注意点として、リフレッシュはユーザーごとに1000接続に制限されています。リフレッシュは裏で行われるため、リフレッシュ中もワークブックの編集を続けることができます。
### データソース設定によるクエリ管理
ワークブックのPower Queryクエリのデータソース認証を、[データ]タブから[データソース設定]を選択することで確認・管理できます。「現在のワークブック」と「全般許可」のいずれかを選択し、データソースの認証を確認できます。認証情報を削除するには[削除]ボタンを、編集するには[認証情報を編集]ボタンをクリックします。
新機能として、ダイアログ内から存在するデータソースに認証情報を追加することも可能です。これにより、効率的にデータソースの管理が行えます。
### 今後の計画
今後の計画には、Excel for the Webに完全なPower Queryエディタ機能をリリースすることが含まれています。
### フィードバック
この新機能が気に入った場合や意見がある場合、Excelの右上隅にあるフィードバックボタンを使用してお知らせください。フィードバックには#PowerQueryを付けていただけると、見つけやすくなります。
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Jonathan Kahati、Gal Zivoni ~ Excelチーム
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ソース