Excel ワークブックのデータを整理してメモリ使用量を削減する – Microsoft 365 アプリ

Office 2013/2016やMicrosoft 365にアップグレード後、Excelでメモリ不足エラーやパフォーマンス低下が発生することがあります。これには、ファイルの過剰なフォーマット、未使用のスタイルやシェイプの存在、条件付き書式の問題が関係しています。これらを解決するために、過剰なフォーマットを削除したり、未使用のスタイルやシェイプを取り除いたりする方法があります。計算式の見直しや、宛名の整理も重要です。問題が続く場合は、64ビット版への移行や、サポートへ問い合わせることが推奨されます。

Excelでのメモリエラーのトラブルシューティングガイド

第1段落:
Microsoft Excel 2013や2016、Microsoft 365にアップグレードした後、ユーザーは様々なメモリ関連の問題に直面することがあります。これらの問題には、複数のExcelブックを開くとメモリ使用量が増加する、エラーが表示されるといった症状が含まれます。本記事では、Excelでのメモリエラーの原因と解決方法を詳述します。

症状

以下のような症状が見られる場合、Excelのメモリ関連の問題が生じている可能性があります。

  • 複数のExcelブックを開くと、コンピュータのメモリ使用量が増加する。
  • アップグレード前に比べて、一度に開けるExcelブックの数が減少する。
  • 列を挿入しようとすると、メモリに関するエラーが表示される。
  • Excelのスプレッドシートで次のようなエラーメッセージが表示される:
    この操作を完了するためのメモリが不足しています。
    より少ないデータを使用するか、他のアプリケーションを閉じてください。
    メモリの空き容量を増やすために、次のことを検討してください:
     - 64ビット版のMicrosoft Excelを使用する。
     - デバイスにメモリを追加する。

原因

Excel 2013から、システムリソースの使用量が増加しました。この記事では、Excelブック内でメモリを多く使用する可能性のある領域を特定し、効率的に動作させる方法について説明します。

解決策

この問題を解決するには、以下の方法を順に試してください。これらの方法のいずれかが効果的でない場合は、次の方法に進んでください。

フォーマットの考慮事項

フォーマット過多は、Excelブックのサイズが大きくなり、正しく動作しなくなる原因になります。以下の手順を実行して、過剰なフォーマットを排除します。

方法1:過剰なフォーマットを排除する

全ての列や行を色やボーダーでフォーマットすることは過剰なフォーマットに該当します。また、ウェブページやデータベースからデータをインポートすることも同様の問題を引き起こします。フォーマットクリーンツールを使用して、不要なフォーマットを排除してください。

方法2:未使用のスタイルを削除する

スタイルを標準化するために使用することができますが、コピーしたスタイルが原因でファイルが大きくなることがあります。XMLベースのExcelブックであれば、スタイルクリーンツールを使用して未使用のスタイルを削除できます。

方法3:図形を削除する

スプレッドシート内に多くの図形を追加すると、メモリを大量に消費します。図形を確認して不要なものを削除してください。

方法4:条件付きフォーマットを削除する

条件付きフォーマットが壊れていると、ファイルサイズが大きくなります。一時的に全ての条件付きフォーマットを削除し、問題が解決するかを確認してください。

計算の考慮事項

フォーマットに加えて、計算がExcelのクラッシュやフリーズを引き起こすこともあります。計算が多いExcelブックを最新バージョンで開く際には時間がかかることがあります。

方法1:最新のExcelバージョンでブックを開く

Excelの新しいバージョンで初めてExcelブックを開くと時間がかかります。これは、Excelがブック内の計算を再計算し、値を確認するためです。

方法2:数式の最適化

使用している数式の中には、メモリを多く消費するものがあります。必要のない範囲を参照している数式を見直してください。

方法3:ワークブック間の計算を制限する

ネットワークを通じてファイルを開く際に計算が多いと問題になります。計算を一つのワークブック内に収め、外部ファイルにリンクする形にしてください。

方法4:揮発性関数の制限

TODAYやNOWのような揮発性関数の使用を最小限に抑え、必要最小限のセルで使用することを心がけましょう。

さらなる情報

これらの方法でも問題が解決しない場合、64ビット版のExcelに移行するか、問題のあるブックを複数に分割することを検討してください。また、Microsoftサポートへの問い合わせも選択肢の一つです。

これらの手順を参考にして、Excelでのメモリエラーのトラブルシューティングを行ってください。

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Clean up an Excel workbook so that it uses less memory – Microsoft 365 Apps

Source link

The article addresses performance issues encountered by users after upgrading to Microsoft Excel 2013/2016/Microsoft 365, specifically related to increased memory usage and system resource requirements. Users may experience problems such as the inability to open multiple workbooks simultaneously, excessive memory usage, and error messages indicating insufficient memory.

Symptoms:

  • Increased memory usage when opening, saving, or calculating Excel workbooks.
  • Limits on the number of workbooks that can be opened in the same instance.
  • Errors related to memory availability during common tasks.

Causes:

The improvements in Excel 2013 require more system resources than earlier versions. Specific areas in Excel workbooks can consume significant memory.

Resolutions:

The article provides several methods to optimize Excel performance, listed in order of importance:

  1. Eliminate Excessive Formatting: Remove unnecessary formatting that can bloat files using a format cleaner add-in.

  2. Remove Unused Styles: Use a style cleaner tool to delete styles that are not in use to prevent errors related to too many cell formats.

  3. Remove Shapes: Check for and delete any unnecessary shapes, charts, or objects that may consume memory.

  4. Remove Conditional Formatting: Test by clearing conditional formatting rules and check if that resolves performance issues.

  5. Optimize Formulas:

    • Open workbooks in the latest version for recalculation.
    • Reference specific cell ranges instead of whole columns in formulas.
    • Limit calculations across workbooks.
    • Reduce the use of volatile functions (e.g., TODAY, NOW) and handle array formulas efficiently.
    • Check defined names for unnecessary references and links.
  6. Review Links and Hyperlinks: Ensure that links to other workbooks do not contribute to performance issues.

Additional Considerations:

If performance problems persist after applying these recommendations, users may consider upgrading to the 64-bit version of Excel or breaking large workbooks into smaller files.

Support:

For ongoing issues, it’s advisable to open a support ticket with Microsoft for further assistance. The article concludes with links for additional troubleshooting resources.

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