TMDLビューがPower BI Desktopに導入されました。この新機能により、Tabular Model Definition Language（TMDL）を使用して、コードによるセマンティックモデリングが可能になります。デベロッパーは効率的にスクリプトを書き、複数のオブジェクトを管理できます。TMDLビューは、コードエディタを通じて新しい機能を提供し、セマンティックモデルを直接修正できるようになります。また、TMDLスクリプトの共有や再利用が簡単になり、同僚との協力が促進されます。今後は、Copilotや変更の比較機能などの追加も予定されています。

Power BI DesktopにおけるTMDLビューの導入について

私たちは、Power BI Desktop向けの新機能「TMDLビュー」を紹介できることに興奮しています。この新機能により、タブラー モデル定義言語（TMDL）を使用してスクリプトを作成、修正、適用することが可能になります。つまり、グラフィカルなユーザーインターフェース（GUI）であるモデルビューではなく、コードを使用してセマンティックモデリングの別の体験が提供されます。今後のアップデートでは、Copilotが統合され、時間がかかるモデルの翻訳や一括操作など、先進のCopilotモデリングインタラクションを処理するための基盤が整います。TMDLビューは、Power BI開発者にとってのセマンティックモデリング体験を向上させ、いくつかの利点を提供します。

• 開発効率の向上: 検索と置換、キーボードショートカット、マルチライン編集などを含む豊富なコードエディタにより、開発効率が向上します。
• 再利用性の向上: TMDLスクリプトを簡単にスクリプト化、共有、再利用できることで、セマンティックモデル開発者間での作業を加速します。
• 制御と透明性の向上: 全てのセマンティックモデルオブジェクトとプロパティを表示し、Power BI Desktopのユーザーインターフェースでは変更できないアイテムを修正できるようになります。

TMDLビューの初期設定

このパブリックプレビュー機能を有効にするには、次の手順を実行します。「ファイル」>「オプションと設定」>「オプション」>「プレビュー機能」に移動し、TMDLビューの横のチェックボックスをオンにします。プレビュー機能を有効にすると、Power BI Desktopウィンドウの左側にTMDLビュータブが表示されます。

TMDLビューを初めて開くと、コードエディタは空の状態から始まります。Dataペインからオブジェクト（テーブル、メジャー、カラムなど）を選択し、コードエディタにドラッグすることで、セマンティックモデルオブジェクトをスクリプト化できます。TMDLビューは、選択したセマンティックモデルオブジェクトをTMDL createOrReplaceスクリプトとしてコードタブにスクリプト化します。

セマンティックモデルメタデータの探求

TMDLビューを使用してセマンティックモデルメタデータを表示し、理解することは非常に有益です。変更を意図しない場合でも、特定のPower Query式を別のファイルから再利用するために確認することができます。CTRLキーを押しながら、Dataペインからオブジェクトをドラッグするか、右クリックして「TMDLをスクリプト化」を選択することで、1つ以上のオブジェクトをスクリプト化できます。

開発効率の向上

セマンティックモデルオブジェクトをスクリプト化したり、TMDLスクリプトをエディタに貼り付けたりすると、TMDLビューコードエディタの提供する包括的なコード体験機能を活用できます。これには、セマンティックハイライト、展開/折りたたみ、エラー診断、自動補完が含まれます。また、コードエディタとして、TMDLビューはセマンティックモデルに効率的に一括変更を加えることを可能にし、検索と置換、キーボードショートカット、マルチライン編集などの便利な機能を提供します。

TMDLビューによる共有と再利用の簡素化

TMDLビューは、Power BI Desktop内でセマンティックモデルオブジェクトを簡単に共有および再利用できる新しい機能を紹介しています。たとえば、ある計算グループを同僚と共有したい場合、次の手順を実行します。

1. 計算グループをTMDLビューにスクリプト化します。
2. テキストをコピーし、Teamsチャットやメールで同僚と共有します。
3. 同僚は、スクリプトを新しいTMDLビュータブに貼り付けて実行することで、まったく同じ計算グループを作成できます。

最後に

TMDLビューは、Power BI Desktopでのセマンティックモデルの著作に必要な機能やプロパティをすべてサポートします。今後、一般提供に向けた進展が期待されており、スクリプトによる変更とセマンティックモデルの現在のバージョンを比較するためのプレビューオプションの追加や、Fabric上の任意のセマンティックモデルの開放・編集が可能になるような拡張サポートが展開される見込みです。

皆さんのフィードバックを大切にし、ぜひご意見をお寄せください。TMDLビューの機能や制限については、Documentationの「Work with TMDL view in Power BI Desktop (preview)」をご覧ください。

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Deep dive into TMDL view for Power BI Desktop (Preview) | Microsoft Power BI Blog

Source link

The TMDL View (Tabular Model Definition Language) feature is a new addition to Power BI Desktop, facilitating a coding-based approach to semantic modeling. This feature enables users to script, modify, and apply changes through TMDL, offering an alternative to the traditional graphical user interface.

Key advantages of TMDL View include:
– Enhanced development efficiency with a code editor featuring search-and-replace, keyboard shortcuts, and multi-line editing.
– Increased reusability of scripts among developers, allowing for easy sharing of TMDL scripts.
– Greater control and transparency, enabling modifications to model properties and objects not available in the standard user interface.

The feature allows users to create and manipulate semantic model objects by dragging them from the Data pane into the code editor, which then generates TMDL scripts. Multiple script tabs can be created and saved within the PBIX or PBIP files for ongoing work.

TMDL View also supports bulk changes and offers error diagnostics and notifications for successful or unsuccessful script applications. It modifies metadata without refreshing data or affecting existing reports unless a data refresh is manually initiated after specific changes.

Additionally, it allows the modification of semantic model features such as perspectives and translations, previously limited to external tools, right within Power BI Desktop. Users can easily share and reuse scripts via Teams chat or SharePoint.

TMDL View can be used alongside Visual Studio Code and Power BI Project files, providing a seamless experience for updating semantic model definitions.

Looking forward, future updates are expected to include a diff view for comparing script changes, broader support for additional modeling changes, and integration with a TMDL view Copilot to assist with coding tasks.

Feedback from users is encouraged to refine TMDL View further. More information and documentation are available for those interested in exploring this preview feature.