この記事では、モデル駆動型アプリからExcelにデータをエクスポートする方法について説明しています。一度に最大10万行のデータをエクスポートでき、エクスポートされたデータはアプリ内の形式を維持します。ただし、エクセルでのセル形式が変更されることがあります。また、エクスポート後にファイルを開いて編集する前に保存することが推奨されており、いくつかのエラーについても言及されています。Excel 2010ユーザーは特定の設定を変更する必要があります。様々なエクスポートオプションも利用可能です。
モデル駆動アプリからExcelへのデータをエクスポートする方法
2024年10月22日
データをExcelにエクスポートすることは、個別アプリケーションの機能を強化し、分析やレポートの作成を容易にします。このガイドでは、モデル駆動アプリからExcelにデータをエクスポートする手順と、注意が必要な事項について解説します。
エクスポート手順
-
テーブルの選択
左のナビゲーションメニューからエクスポートしたいテーブルを選択します。 -
コマンドバーの選択
コマンドバーで「Excelにエクスポート」を選択します。 - ダウンロードの確認
ダウンロードが完了するまで待ちます。その後、ダウンロードしたファイルの保存場所に移動します。
注意点
ダウンロードしたワークシートは自動的にコンピュータに保存されるはずですが、保存されない場合は、編集を行う前に必ず保存してください。保存を行わないと、以下のエラーメッセージが表示される可能性があります:
「Excelは、利用可能なメモリまたはディスクスペースが不足しているため、これ以上のドキュメントを開いたり保存したりできません。」
この問題を解決するための手順は以下の通りです:
- Excelを開き、「ファイル」>「オプション」>「トラストセンターの設定」>「保護されたビュー」に移動します。
- 「保護されたビュー」の項目を全てオフにして「OK」を選択します。
しかし、保護されたビューを無効にするのではなく、ファイルを保存してから開くことを強く推奨します。これは、コンピュータが危険にさらされるのを防ぐためです。
Excelファイルのオープン
保存したExcelファイルを開くと、外部データ接続が無効になっているというセキュリティ警告が表示される場合があります。この場合は「コンテンツを有効にする」を選択します。
データのフォーマット
エクスポートされるデータは、アプリ内で表示される形式と同じになります。テキストはテキストのまま、数字は数字のまま、日付は日付のままとなります。ただし、アプリからExcelにデータをエクスポートする際に、セルのフォーマットが変更されることがあります。以下の表で、アプリ内のデータフォーマットとExcelでのセルフォーマットの違いをまとめています。
アプリ内データフォーマット | Excelでのセルフォーマット |
---|---|
テキスト、ティッカーシンボル、電話、オプションセット、ルックアップ | テキストとして表示、オプションセットはドロップダウンリストに |
メール、URL | 一般として表示 |
数字 | グループ区切りなしの数字として表示 |
通貨 | 数字として表示し、ドル記号は含まれない |
日付のみ、日付と時間 | 日付のみとして表示 |
計算列およびロールアップ列 | Excelで編集可能だが、Power Appsにインポート不可 |
保護された列 | Excelで編集可能だが、Power Appsにインポート不可 |
エクスポートオプション
Excel Online、静的ワークシート、Dynamicsワークシート、またはDynamicsピボットテーブルなど、他のエクスポートオプションも用意されています。ユーザーに最も適したオプションを選択してください。
注意事項
Excel (.xlsx形式) へアプリデータをエクスポートし、そのファイルをテンプレートとして新しいデータを追加し、再度アプリにインポートすることが可能ですが、Excelファイル内で列を追加または変更した場合、インポートは失敗します。この失敗は、追加または変更された列がアプリ内のテーブルにマッピングされないために発生します。Excelファイルをインポートする際には、列とテーブルが正しくマッピングされていることを確認してください。マッピングの詳細については、マッピングの確認を参照してください。
Excel 2010を使用しているとき、アカウント領域からデータをエクスポートした際に「ファイルが破損していて開けません」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーはExcelの設定に起因します。以下の手順で問題を修正できます:
- Excel 2010を開き、「ファイル」>「オプション」>「トラストセンター」>「トラストセンターの設定」に移動します。
- 「保護されたビュー」を選択し、最初の2つのオプションのチェックボックスをオフにします。
- 「OK」を選択し、オプションダイアログボックスを閉じます。
さらに学ぶ
- Excelへのエクスポートに関するトラブルシューティング
このガイドが役立つことを願っています。モデル駆動アプリからのデータエクスポートをぜひご活用ください。
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Export data to Excel in Power Apps – Power Apps
Source link
The article provides guidance on exporting data from a model-driven application to Excel, allowing users to export up to 100,000 rows at a time. To initiate the export, users should select a specific table from the left navigation panel and click the “Export to Excel” option on the command bar.
Once the download is complete, users should navigate to the downloaded file’s location. It is noted that the Excel worksheet typically saves automatically, but should be manually saved if necessary to avoid potential memory or disk space errors. Instructions are provided to resolve issues related to memory or disk space when opening the file, including adjusting the settings in Excel’s Trust Center.
The exported data maintains its format—text remains text, numbers remain numeric, and dates remain date—though some cell formats may change. The article outlines how various data types are represented in both model-driven apps and Excel, detailing specific format changes upon export.
Different export options are available, including Excel Online, Static Worksheet, Dynamics Worksheet, and Dynamics PivotTable. The article emphasizes the importance of proper mapping when importing modified Excel files back into the app, as failures can occur if columns are added or changed that do not correspond to the app’s tables.
Users with Excel 2010 may encounter specific errors related to corrupt files during exports, with solutions provided for correcting these issues through Trust Center settings. The article concludes with a reference to additional troubleshooting resources.
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