この記事は、ExcelワークブックをPower Queryを使用して接続する方法に関する情報を提供しています。Excelからデータを取得する手順、オンライン及びデスクトップでの接続方法、サポートされている認証タイプ、古い形式のワークブックを読むために必要なACEプロバイダーのインストールについて説明しています。さらに、データの取り込み中に発生する可能性のある問題やトラブルシューティングの手順、SharePointからのデータ読み込みのパフォーマンスに関する考慮事項も挙げています。最終的に、特定の制限や既知の問題についても触れています。

Power Queryを使用したExcelワークブックへの接続方法

概要

Power Queryは、さまざまなデータソースに接続し、データを取得して変換するための強力なツールです。この記事では、Power Queryを使用してExcelワークブックに接続する方法について説明します。

リリースステータス

• 一般提供中

対応製品

• Excel
• Power BI（セマンティックモデル、データフロー）
• Fabric（Dataflow Gen2）
• Power Apps（データフロー）
• Dynamics 365 Customer Insights
• Analysis Services

認証タイプ

• 匿名（オンライン）
• ベーシック（オンライン）
• 組織アカウント（オンライン）

前提条件

レガシーワークブック（.xlsや.xlsbなど）に接続するには、Access Database Engine OLEDB（またはACE）プロバイダーが必要です。このプロバイダーをインストールするには、ダウンロードページにアクセスし、関連するバージョン（32ビットまたは64ビット）をインストールしてください。

Power Query DesktopからExcelワークブックに接続する方法

1. データ取得オプションの選択
   Power Query Desktopで「Excelワークブック」を選択します。アプリによってデータ取得の体験は異なるため、詳細はここを参照してください。

2. Excelワークブックの選択
   アップロードしたいExcelワークブックを参照して選択し、「開く」をクリックします。

3. ナビゲーターでのデータ選択
   ナビゲーターで取得したい情報を選択し、「ロード」を選択してデータを読み込むか、「データの変換」を選択して変換を続けます。

Power Query OnlineからExcelワークブックに接続する方法

1. データ取得オプションの選択
   Power Query Onlineのデータ取得体験から「Excelワークブック」を選択します。

2. パスの提供
   表示されるExcelダイアログボックスでワークブックへのパスを提供します。

3. 必要に応じてオンプレミスデータゲートウェイの選択
   Excelワークブックにアクセスするために、必要に応じてオンプレミスデータゲートウェイを選択します。

4. 認証の設定
   Excelワークブックに初めてアクセスする場合、認証方法を選択し、必要に応じてアカウントにサインインします。

5. ナビゲーターによるデータ選択
   ナビゲーターで取得したい情報を選択し、「データの変換」を選択して変換を続けます。

トラブルシューティング

数値精度の問題

Excelからインポートしたデータの一部の数値が変わって見えることがあります。これはExcelが数値をバイナリ浮動小数点表記で保存しているためです。たとえば、セルに表示されている「0.049」は、実際には「0.049000000000000002」として保存されています。

オンラインExcelワークブックへの接続

SharePointにホストされたExcelファイルに接続するには、Webコネクタを使用します。その際、ファイルのパスを正確に取得する必要があります。

レガシーACEコネクタの問題

ACEプロバイダーを使用することで、レガシーワークブックのインポート時に予期しない動作が発生することがあります。この場合、データ型の誤認識や無効な値が発生することがありますので注意が必要です。

データの欠落や不完全なエラー

時には、Excelのワークシートからデータが正しく抽出されないことがあります。これはワークシートの「不正確な次元」が原因です。これを診断するためには、.xlsxファイルの拡張子を.zipに変更し、展開して確認します。

知られている問題と制限

• Power Query Onlineは、暗号化されたExcelファイルにはアクセスできません。
• パスワードで保護されたExcelファイルもサポートされていません。

この記事では、Power Queryを使用してExcelワークブックに接続し、データを取得する方法を詳しく説明しました。これらの手順とトラブルシューティングのヒントを基に、データ分析のプロセスをスムーズに進められることを願っています。

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Power Query Excel connector – Power Query

Source link

The article, dated November 22, 2024, provides an overview of connecting to Excel workbooks using various platforms, including Power Query Desktop and Power Query Online. The content is aimed at facilitating data retrieval from Excel within several Microsoft products such as Excel, Power BI, Power Apps, and Dynamics 365.

Key Points:

• General Availability: The features discussed are available for all users.

• Supported Products: Includes Excel, Power BI (both Dataflows and Semantic models), Dynamics 365, Fabric, and Analysis Services.

• Authentication Types: It supports anonymous, basic, and organizational account authentication.

• Prerequisites: To connect to older Excel file formats (.xls or .xlsb), the Access Database Engine OLEDB (ACE) driver must be installed. Failure to have the correct version may lead to connection errors.

• Connection Methods:

  • Power Query Desktop: Users can connect directly to local Excel files by browsing and selecting the desired file. If the file is online, the Web connector is employed.
  • Power Query Online: Users must input the path to the Excel workbook and may need to configure the use of an on-premises data gateway.

• Data Navigation: Power Query’s navigator allows users to either load data into their workspace or continue transforming it. It can suggest tables if a workbook has multiple data ranges.

• Troubleshooting Issues:

  • Numeric precision discrepancies can occur due to how Excel represents numbers.
  • Importing from legacy workbooks may yield unexpected formatting or null values due to ACE’s handling of data types.
  • Common errors include issues with the dimensions of worksheets leading to incomplete data loads or sluggish performance.
• Limitations: Power Query Online cannot access encrypted or password-protected Excel files, and there are known issues with certain file formats requiring specific drivers.

Overall, the article serves as a comprehensive guide for users looking to connect and manipulate data from Excel workbooks across various Microsoft tools, while addressing potential challenges and best practices for optimal performance.