プレスリリース: 2023年度デジタル時代のスキル変革に関する調査全体報告書を公開

独立行政法人情報処理推進機構（IPA）は、2023年度版のデジタル時代におけるスキル変革に関する調査報告書を公開しました。デジタル化の進展に伴い、DX推進人材の不足が深刻化しており、企業の48.3%が社員の学びへのマインドシフトを課題としています。自律的な学びを支援するための10の施策と4つのドライバーが提案され、自律的に学ぶことができる人材が企業で選ばれるとされています。これは企業と個人の関係の強化を促進するものです。

自律的な学びを促進するための施策と重要なドライバーの分析

独立行政法人情報処理推進機構（IPA、理事長：齊藤裕）は、デジタル時代のスキル変革に関する2023年度の調査結果を2024年7月22日に公開しました。この報告書では、自律的な学びを促進するための10の施策と4つのドライバーが解説されています。

デジタル人材不足の現状

デジタル化の進展により、DXを推進する人材が年々不足していると感じられています。IPAの調査によると、2022年度には44.3%だった「大幅に不足している」と答えた企業の割合が、2024年には58.2%に達しています。このような状況から、企業は個人が自律的に学ぶ姿勢を求めていることが明らかになりました。

自律的な学びの習慣化

調査によると、自律的な学びが習慣化されている人々の割合は全体の約33%であり、先端IT従事者においては39%に達しています。自律的に学び続けることができる人々は、自身のスキルに対する理解が深く、競争力があると考えられています。

エンゲージメントの向上

自律的な学びを実践できている人々は、企業に対するエンゲージメントも高いことが分かりました。特に、自律的な学びに取り組むことで、企業文化や価値観に対する満足度が向上し、心理的安全性が高まることが報告されています。

自律的な学びを促進する施策

IPAが行った調査を基に、自律的な学びを促進するための施策が10項目に整理され、以下の4つのドライバーが抽出されました。

1. 自律的な学びを促進する企業風土・文化
2. 自律的な学びの促進要素
3. 自律的な学びの社内への拡大
4. 自律的な学びの社外への拡がり

企業が自律的な学びを促進するためには、これらのドライバーを考慮し、適切な施策を実施することが重要であるとされています。

結論

IPAの報告書は、企業と従業員が共に成長し続けるために、自律的な学びを促進する重要性を強調しています。企業は、自律的に学ぶ人材を支援し、教育環境を整えることで、持続可能な成長を実現できると期待されています。本報告書はIPAのウェブサイトからダウンロード可能です。

————-

プレス発表 デジタル時代のスキル変革等に関する調査(2023 年度) 全体報告書を公開 | プレスリリース

Source link

On July 22, 2024, the Independent Administrative Institution Information-technology Promotion Agency (IPA) released its report on the 2023 survey regarding digital skill transformation in the digital age, building on research that began in 2018. The report highlights the increasing shortage of personnel skilled in driving digital transformation (DX), noting that the percentage of companies feeling a “significant shortage” of such talent rose from 44.3% in 2022 to 58.2% in 2024.

Key findings include:
1. Only about 33% of individuals have made self-directed learning a habit, with this figure being slightly higher (39%) among frontline IT workers.
2. Those engaged in self-directed learning exhibit higher levels of engagement with their employers, indicating a correlation between self-initiative in learning and job satisfaction.
3. The report outlines ten strategic initiatives that companies are implementing to encourage self-directed learning, categorized under four main drivers: company culture that promotes learning, essential factors supporting learning, internal expansion of learning initiatives, and external outreach of learning efforts.

The document emphasizes the importance of cultivating an environment where both individuals and organizations can grow together through self-directed learning, which is crucial for maintaining competitiveness in the evolving digital landscape. The full report is available for download on the IPA website.