エクセルの新機能(2025年10月)

2025年10月のアップデートへようこそ。この月の注目は、ExcelのCopilotツールメニューに実装された「エージェントモード」です。また、ピボットテーブルの#SPILLエラーとアクセシビリティアシスタントのアップデートが、WindowsおよびMacのInsiderユーザーに提供されています。さらに、ウィンドウズ版Excelでは「例による数式」機能も利用可能になりました。

新機能の概要

エージェントモード(Excel Frontier)
エージェントモードでは、自然言語でタスクを説明し、それに基づいて計画、推論、反復、結果の検証を行うことができます。この機能は、Microsoft 365 Copilotライセンスを持つ顧客およびMicrosoft 365の個人、家庭、プレミアムサブスクリプションユーザー向けに、予備公開として利用可能です。現在はWeb版のExcelで利用でき、デスクトップ版にも近日中に登場予定です。

ピボットテーブルの#SPILL
ピボットテーブルに新たに導入された#SPILL!機能により、動的配列からの経験を持ち込んでいます。ピボットテーブルの拡張を妨げる要素(テキスト、結合セル、テーブル、スプレッドシートの端など)があると、#SPILL!エラーが表示され、これにより問題を自分のペースで対処できます。

アクセシビリティアシスタントのアップデート
最近の変更により、誤った陽性の減少や実際のアクセシビリティニーズの反映が改善され、コンテンツ作成者が重要な問題に優先的に対処しやすくなりました。

例による数式
例による数式は、ユーザーがワークシートにデータを入力する際にパターンを探し、パターンを認識した場合にそのパターンを使って列を埋める数式を提案します。この機能は以前はWeb版Excelでのみ利用できましたが、現在はWindows版Excelの現行チャンネルでもCopilotサブスクリプションユーザー向けに提供されるようになりました。

フィードバックの重要性

これらの機能の多くは、ユーザーからのフィードバックに基づいています。皆様の「Feedback in Action」(#FIA)は、Excelを改善する上で重要な役割を果たしています。特定の機能についての感想や改善点をお知らせください。また、新しいアイデアを提出したり、他のアイデアに投票したりすることも可能です。

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最後に、今月の「Excelでの新機能」に貢献してくださったExcel MVPのデビッド・ベナイム、ビル・ジェレン、アラン・マレー、ジョン・ミハロウディスに特別な感謝を申し上げます。彼らはそれぞれExcelに関する新しい情報を広めるために積極的に活動しています。

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ソース

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