Translyticalタスクフロー(プレビュー)| Microsoft Power BIブログ

Translyticalタスクフローのプレビューは、Power BIレポートにおける大きな進化を示し、ユーザーが直接レポート内でアクションを自動化できるようにします。これにより、意思決定と業務遂行がスムーズになります。この機能を使い、データの更新、通知の動的送信、ワークフローのトリガーが可能です。ユーザーはデータレコードの修正、データポイントの注釈追加、動的通知の送信、承認ワークフローの開始などが行えます。また、AI統合も提供されており、カスタマイズされた提案の生成が支援されます。この新機能を活用して、報告書作成をさらに向上させましょう。

Power BIの新機能:Translyticalタスクフローの概要

最近のプレビューで発表されたTranslyticalタスクフローは、Power BIレポートの重要な進化を示しています。この機能により、ユーザーはレポート内で直接アクションを自動化し、意思決定やオペレーションのフォローアップを簡素化できます。Fabricのユーザーデータ関数によって支えられており、タスクの自動化が可能になりました。例えば、レコードの更新やダイナミック通知、さらには他のシステムでワークフローをトリガーすることができます。

Translytical Task Flow Example

Translyticalタスクフローのシナリオ

以下に、いくつかのTranslyticalタスクフローの例を示します。

データレコードの修正

レポート内のフィルターコンテキストや入力に基づいて、プログラム的にデータを更新、追加、削除することができます。たとえば、Power BIレポート内でテーブルに表示されている割引値を変更できます。テキストスライサーに新しい値を入力し、「割引を送信」ボタンをクリックすると、Fabricユーザーデータ関数が実行され、適用されたフィルターに一致するデータソースのレコードが即座に更新されます。

Modify Data Records Example

データ注釈

Translyticalタスクフローを使用すると、レポート内で直接データポイントの注釈を追加できます。たとえば、月ごとの売上データについての注釈を追加、編集、削除できます。データポイントを選択し、コメントを入力して送信すると、即座にレポートに表示されます。

Data Annotations Example

ダイナミック通知

ダイナミック通知をトリガーして、認知を高めたり、行動を促すことができます。たとえば、オファーのステータスを「受諾」に変更すると、自動的にパートナー企業の連絡先にマーケティングメールが送信されます。

Dynamic Notifications Example

承認ワークフロー

ユーザーが承認ワークフローを開始し、管理者や特定のユーザーがさまざまなリクエストを承認または拒否できるようにします。たとえば、非管理者ユーザーが割引を提案し、そのリクエストを管理者に通知することができます。

Approval Workflows Example

管理者はTeamsチャンネルで割引リクエストを受け取り、承認をクリックすると、自動的にフィルタリングされた別の管理者レポートにリダイレクトされます。

データの増強

レポート内のデータに関連する追加データをプログラム的に取得できます。たとえば、さまざまなコラボレーションのステータスを追跡し更新するだけでなく、API経由で登録されたパートナー企業の最新の連絡先情報を取得することも可能です。

Augment Data Example

カスタムAI統合

レポート上でカスタムのAI支援を直接利用したり、AIを活用したカスタムワークフローを開始できます。たとえば、Azure OpenAIを統合し、レポートのコンテキストを考慮しながら次の提案を計画する手助けをします。

Custom AI Integration Example

このように、複数のTranslyticalタスクフローシナリオをひとつのレポートに統合することができます。

今日から試してみよう!

こちらのドキュメントをご覧いただき、独自のTranslyticalタスクフローを作成してみてください。上記の各例の詳細を知りたい場合は、こちらの例に関するユーザーデータ関数もご覧ください。この新機能が、あなたのレポーティングを新たなレベルに引き上げることを楽しみにしています!

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Translytical task flows (Preview) | Microsoft Power BI Blog

Source link

The preview of Translytical task flows in Power BI marks a significant advancement, allowing users to automate actions directly within reports. This enhances decision-making by enabling tasks like updating records and triggering workflows seamlessly.

Key Features:

  1. Modify Data Records: Users can directly update, add, or delete records within the report through a text slicer, eliminating the need to leave the report interface.

  2. Data Annotation: Users can annotate data points in real-time, adding comments that appear instantly in reports.

  3. Dynamic Notifications: Actions, such as changing offer statuses, can trigger automatic notifications, like marketing emails to partners.

  4. Approval Workflows: Users can propose discounts that get sent to admins for approval, facilitating communication and workflows through platforms like Teams.

  5. Augment Data: Additional data can be fetched programmatically, allowing users to enrich their reports with real-time information, such as contact details from APIs.

  6. Custom AI Integration: Users can incorporate Azure OpenAI for tailored suggestions, enhancing reports with intelligent insights.

These task flows can interconnect, enabling users to execute multiple actions within one report. The potential for automating tasks elevates Power BI’s utility, streamlining processes and improving efficiency. Users are encouraged to explore these features and leverage them for enhanced reporting capabilities.

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