オブジェクトのプロパティやメソッドへの参照は、明示的なオブジェクト修飾子が必要です。このエラーの原因と対策は以下の通りです。オブジェクト修飾子が無効な場合や、オブジェクトがプログラム内で見えない場合、また、メソッドのパスが無効な場合にエラーが発生します。オブジェクト参照の割り当てにはSet文を使用してください。正しいオブジェクトでも無効な操作を試みるとエラーが発生することがあります。詳しい情報はF1キーを押して確認してください。Office VBAに関する質問やフィードバックは、サポートを参照してください。

オブジェクトのプロパティとメソッドに関するエラーの解決方法

VBA（Visual Basic for Applications）のプログラミングを行う際に、オブジェクトのプロパティやメソッドに参照する場合、明示的なオブジェクト修飾子が必要になることがあります。これに関連するエラーは、以下の原因と解決方法があります。

1. 有効なオブジェクト修飾子が提供されていない

オブジェクトのプロパティやメソッドを参照したものの、有効なオブジェクト修飾子を指定していない場合にこのエラーが発生します。その場合、必ずオブジェクト修飾子を指定する必要があります。たとえば、フォーム内のモジュールからフォームのプロパティにアクセスする際はオブジェクト修飾子を省略できますが、標準モジュールからそのプロパティに参照する場合は、明示的に修飾子を指定しなければなりません。

2. 認識されないオブジェクト修飾子が提供された

オブジェクト修飾子を指定したが、それがオブジェクトとして認識されない場合にもエラーが発生します。この場合、オブジェクト修飾子のスペルを確認し、参照しているプログラムの部分でオブジェクトが可視状態であることを確認してください。特にCollectionオブジェクトの場合、Addメソッドを使用している際には、全ての要素の構文やスペルが正しいことを確認する必要があります。

3. その他の部分にエラーがある

有効なオブジェクト修飾子を供給したものの、呼び出しの他の部分にエラーがある場合もエラーが発生します。たとえば、ホストアプリケーションのファイルオープンコマンドに対する引数として不正なパスを指定した場合、このエラーが原因となることがあります。引数を確認してください。

4. オブジェクト参照の代入時にSetステートメントを使用しなかった

オブジェクト参照を代入する際にSetステートメントを使わなかった場合もエラーが発生します。たとえば、CreateObjectの呼び出しから返された値をVariant変数に代入するときにSetステートメントを省略すると、必ずしもエラーが発生するわけではありません。しかし、次のコードの例のように、暗黙的にMicrosoft Excelのインスタンスが作成され、そのデフォルトプロパティ（文字列"Microsoft Excel"）がVariant変数RetValに代入されます。その後、このRetValをオブジェクト参照として使用しようとすると、このエラーが発生します。

Dim RetVal ' 暗黙的にVariant型
' デフォルトプロパティがType 8のVariant RetValに代入
RetVal = CreateObject("Excel.Application")
RetVal.Visible = True ' ここでエラーが発生

オブジェクト参照を代入する際には、必ずSetステートメントを使用してください。

5. 無効なアクションを実行しようとした

まれに、有効なオブジェクトを持っているものの、そのオブジェクトに対して無効なアクションを実行しようとするとこのエラーが発生することがあります。たとえば、読み取り専用プロパティに値を代入しようとした場合などです。オブジェクトのドキュメントを確認し、実行しようとしているアクションが有効であるかどうかを確認してください。

詳細情報が必要な場合は、問題のある項目を選択し、F1（Windowsの場合）またはHELP（Macintoshの場合）を押してください。

Office VBAやこのドキュメントに関する質問やフィードバックがある場合は、Office VBAサポートとフィードバックを参照して、サポートを受けたりフィードバックを提供したりする方法についてのガイダンスを確認してください。

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Object required (Error 424) | Microsoft Learn

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When working with object properties and methods in VBA, errors related to object qualifiers can arise due to several common issues:

1. Missing Object Qualifier: If you refer to an object property or method without specifying a valid object qualifier, you may encounter an error. This is particularly important when accessing properties from a standard module, where you must explicitly specify the object. For instance, within a form’s module, you can omit the qualifier, but outside it, you cannot.

2. Unrecognized Object Qualifier: If an object qualifier is supplied but not recognized, double-check the spelling and ensure that the object is accessible in the module where it is being referenced. For collections, verify that the syntax and spelling within any Add method calls are correct.

3. Error in Call Arguments: Sometimes, a valid object qualifier is present, but other aspects of the call are incorrect. For example, incorrect paths in file operations can lead to errors. Always verify the correctness of the arguments provided.

4. Omission of Set Statement: When assigning an object reference, the Set statement is necessary. If it is omitted, you may inadvertently assign a default property to a variable (such as a Variant), which can lead to errors when trying to use that variable as an object.

   Example:

   Dim RetVal ' Implicitly a Variant
   RetVal = CreateObject("Excel.Application") ' Error on using RetVal as an object
   RetVal.Visible = True

5. Invalid Action on Valid Object: In rare cases, an error can occur when attempting to perform an invalid action on a valid object, such as trying to set a value to a read-only property. Always check the object’s documentation to ensure that your intended action is valid.

For additional assistance, users can refer to the built-in help by pressing F1 or consult Office VBA support for further guidance.