ExcelからのインポートまたはExcelへのエクスポート – SQL Server Integration Services (SSIS)

この記事では、SQL Server Integration Services (SSIS) を使用して、Excel からデータをインポートまたはエクスポートするための接続情報と設定方法が説明されています。必要なツールやファイル、Excel をデータソースとして指定する方法、Excel ファイルのパスやバージョン設定、列名やデータの型に関する知識などが提供され、一般的な問題の解決方法も示されています。また、データ型や長さの変換、エクスポート時の注意点についても言及されています。

SQL ServerとExcelのデータ連携に関するガイド

この記事では、SQL Server Integration Services (SSIS)を使用してExcelからデータをインポートまたはエクスポートする際に必要な接続情報や設定について説明します。ExcelをSSISと連携させるために知っておくべき情報やトラブルシューティングの方法についても触れます。

適用対象

  • SQL Server
  • Azure Data FactoryのSSIS統合ランタイム

設定と準備

必要なファイルの取得

Excelからデータをインポートまたはエクスポートするには、Excel用の接続コンポーネントが必要です。これらのコンポーネントはデフォルトではインストールされていないため、必要に応じてダウンロードする必要があります。以下のリンクを参照して、環境に応じて追加コンポーネントが必要かどうかを確認してください。

Excelをデータソースとして指定する

SSISでExcelに接続するには、Excel Connection Managerを作成する必要があります。その方法はいくつかあります。

  1. Connection Managersエリアで右クリックし、New connectionを選択し、EXCELを選択してAddをクリックします。

  2. または、SSISメニューからNew connectionを選び、同様の手順で作成します。

  3. Excel Source EditorまたはExcel Destination Editorの接続マネージャのページで、Excelソースまたはデスティネーションを設定する際に接続マネージャを同時に作成することもできます。

Excelファイルとパス

Excelファイルのパスとファイル名は必須です。これは、SSISパッケージ内のExcel Connection Manager EditorまたはImport and Export WizardのChoose a Data Sourceページで指定します。

  • ローカルコンピュータにあるファイルの場合: C:\TestData.xlsx
  • ネットワーク共有にあるファイルの場合: \\Sales\Data\TestData.xlsx

パスを入力する際は、Browseをクリックしてファイルを選択することもできます。

Excelのバージョン

Excelファイルのバージョンについても指定が必要です。これにより、正しい接続コンポーネントが使用されます。使用したExcelのバージョンを選択してください。Excel Connectivity Componentsがインストールされていない場合、選択可能なバージョンが異なる場合があります。

初行に列名があるかどうか

Excelからデータをインポートする際、データの最初の行が列名を含むかどうかを指定します。このオプションを無効にすると、SSISはF1、F2などを列名とします。

データ型の問題

Excelドライバーは、限られたデータ型のみを認識します。たとえば、すべての数値列は倍精度フロート (DT_R8) として解釈され、文字列列は255文字のUnicode文字列 (DT_WSTR) として解釈されます。データ型の変換が必要な場合は、Derived ColumnやData Conversionトランスフォーメーションを使用する必要があります。

インポート時の一般的な問題

空の行

データが連続したブロックとして存在する必要があるため、ソースデータに空の行が含まれていると、Excelから適切にデータをインポートできない場合があります。

欠損値

Excelドライバーは最初の数行を読み込んでデータ型を推測しますが、混合データ型が存在する場合、主にあるデータ型の値がnullとして返されることがあります。この挙動を修正するために、インポートモードを指定してすべての値をテキストとしてインポートすることができます。

切り捨てられたテキスト

255文字を超える文字列は切り捨てられることがあります。切り捨てを避けるためには、サンプルされた行の中に255文字を超える値を含む必要があります。

エクスポート時の問題

新しい宛先ファイルの作成

SSISやSQL Server Import and Export Wizardでは、新しいExcelファイルを作成するために、Excel Connection Managerを設定し、新しいワークシートを指定します。このプロセスを通じて、指定されたパスに新しいExcelファイルが作成されます。

長いテキスト値のエクスポート

255文字を超える文字列を保存できるようにするには、宛先の列がメモ型として認識される必要があります。宛先テーブルに既存の行がある場合、まず数行が長い値でなければなりません。

結論

SSISを用いたExcelとのデータ連携は、適切な構成と理解をもって行うことが重要です。この記事が、あなたのデータ管理やインポート・エクスポート作業に役立つことを願っています。より詳細な情報や手続きについては、以下のリンクを参照してください。

このガイドを参考に、SQL ServerとExcelのシームレスな連携を実現してください。

————-

Import from Excel or export to Excel with SSIS – SQL Server Integration Services (SSIS)

Source link

The article focuses on using SQL Server Integration Services (SSIS) for importing data from Excel files and exporting data to Excel, particularly within the context of Azure Data Factory. It outlines critical connection information and configuration settings necessary for this process, as well as troubleshooting common issues. Key topics include:

  1. Tools Required: The article lists the necessary tools and components, highlighting the need for Excel connectivity components, which may need to be downloaded if not already installed.

  2. Establishing Connection: Users can create an Excel Connection Manager in SSIS or utilize the SQL Server Import and Export Wizard to specify Excel as the data source or destination.

  3. File and Path Information: It’s essential to provide the correct file path and version of the Excel file, noting that password-protected files are unsupported.

  4. Column Names and Data Ranges: Guidance is provided on selecting whether the first row contains column names and on specifying the source data as a worksheet, named range, or specific cell range.

  5. Data Types and Conversions: The article discusses how SSIS interprets various data types from Excel and the need for explicit conversions in some cases.

  6. Common Issues:
    • Importing Issues: Problems arise with empty rows, missing values due to mixed data types, and truncated text when the maximum length exceeds 255 characters.
    • Exporting Issues: Includes steps for creating a new destination file, ensuring enough range for data, and exporting long text values.

Overall, the article provides a comprehensive overview of the steps and considerations necessary for effectively managing Excel data with SSIS.

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。